【本・子育て】マンガでやさしくわかる モンテッソーリ教育
本の感想
モンテッソーリ教育のポイントがわかりやすくまとめられている。敏感期を逃さず、子どもの援けになっていこうと思う。
本のポイント
【子どもの見方】
-
子どもには自己教育力があり、自然のプログラムに従っている
-
子どもが主体であり、大人は援助者である
-
子どもには敏感期がある
-
随意筋肉運動を通して、子どもは人格を形成していく
【子どもの援け方】
-
子どもを観察し、子どもにあった秩序ある環境を整える
-
子どもが一人でするのを尊重し、必要なだけ手伝う
-
言語ではなくやって見せる
-
日常の生活をともに丁寧にしていく
0. モンテッソーリ教育とは
-
すべての子どもの為に確立した科学的教育法
-
「子どもから学ぶ」という姿勢
-
事実は、先入観や偏見にとらわれることなく、客観的にみることによって得られるもの
-
子どもに、自己教育力があることを信じ、子どもがやりたがることを、大人の迷惑にならない方法で、心ゆくまでさせてあげるように援助すること
-
大人と子どもは全く違う、だから大人の物差しで子どもを見てはいけない
-
子どもの自然な発達を知りその時期に必要な援助を学び、自然と調和するかのように歩調を合わせていく教育
1. 環境
-
手を出す前に「手伝っていい?」
-
目的は、平和を愛する調和のとれた人格を育てること
-
「整えられた環境」子どもの発達や援助に対して最適な要素で構成されている
【ポイント】
-
子どものサイズにあっている
-
魅力的な本物
-
秩序ある空間
2. 観察と敏感期
-
先入観を持たず、観察する
-
敏感期に必要な援助をする
主な敏感期 | 敏感期が現れる年齢 | 敏感期の子どもたち |
---|---|---|
運動1 | 0~2歳半 | 基本的な動きを獲得する |
運動2 | 2歳半~4歳半 | 獲得した動きを自分で調整・洗練させていく |
秩序 | 0~4歳 (2歳前後がピーク) |
順序・場所・所有・習慣などが狂うと嫌がる |
感覚1 | 0歳~2歳半 | 五感を働かせて印象を丸ごと吸収する |
感覚2 | 2歳半~5歳 | 印象を整理して五感を洗練させる |
言語(音声) | 胎児~6歳 | 環境にある言語を丸ごと吸収できる |
言語(文字)1 | 3歳~5歳 (4歳前後がピーク) |
文字を書くことが大好き (爆発期) |
言語(文字)2 | 4歳~6歳 (5歳前後がピーク) |
文字を読んで理解することが大好き |
数 | 4歳~6歳 | 身の回りにある数的なものに興味を持つ。特に数えることに集中する。 |
文化 | 6歳~ | 想像力が発達し、より広い世界へ関心が向く |
- 子どもの目的は活動の結果ではなく、その活動そのものにある
3. 提示と秩序感
- 子どもは誰かにやってもらいたいのではなく、そのやり方を学びたがっている
【提示のポイント】
-
ひとつに絞る
-
スローダウン(8倍)
-
運動の分析
-
動きと言葉をはっきり伝える
-
しっかりと「見て学ぶ力」を養う
-
秩序感は同じ場所に同じ線を引くような大切な仕事
-
「ペアリング(同一性)」「グレーディング(漸次性/段階をつける)」「ソーティング(分類)」
4. 逸脱と人格形成
-
さっと手早く上手にしてあげることが愛情
-
「急き立て」「先取り・命令」「禁止・中断」「代行」「放任」は注意
-
家事を一緒にする
-
意識して手を使って何かするものを準備する
5. 正常化
【正常化への4ステップ】
-
自由選択
-
繰り返し
-
集中
-
達成感
-
ハートバックが重要ではなくて、作るその過程が重要
-
状況に応じて、的確な判断を下し、自分自身の中にあるすべての力をフルに使い、臨機応変に対応できる
参考
Subscribe via RSS